ご冥福をお祈りします。
ふと、過去に私が購入したレコードに“幻魔大戦”が、あったなと思いガサゴソしていたら、シングル盤が出てきました。
時代は1983年なので、私が中学生の頃、アニメ好きな同級生に誘われて映画館に行ったのを覚えています。
バブルが始まる頃で、ノストラダムスの大予言を、なんとなく「あるんちゃうか?」と思い否定しきれなかった年頃。
声優が古谷徹と小山茉美で、アムロとアラレちゃんで、確かこのお二人ご結婚されていた時あるんですよね?
他にも声優に江守徹(この頃はまだバラエティ番組にも出ず、大物俳優のイメージがすごく強かった)、他にも角川映画なので原田知世が出ていて、音楽はキース・エマーソン、主題歌を歌っているのはローズマリー・バトラー(現在も歌手をされているようですね)の外人勢でした。
原作は平井和正(小説)と石ノ森章太郎(萬画※石ノ森作品なので漫画を萬画と表記します)で、映画の原画は大友克洋、監督はりんたろうで、全てが有名どころで、音楽はキース・エマーソンを使うという贅沢の極み。
今でこそ、日本のアニメは世界的に認知されていますが、この時の原画を描いた大友克洋の映画『AKIRA』は、まだまだ後ですし、当時はねぇ、どうだったんでしょう?
なので、よく外人さんが音楽を担当したなぁと、この時は思っておりました。
で、添付した写真の曲がなんですが、めちゃくちゃ良いんですよ。
YouTubeで日本語訳を字幕で付けたものがあり、感動です。
今、もしも誰かがカバーして歌えば、売れる気がしますけどね。
海外にばれていないアニメの名作(おそらく、海外で日本のアニメの評価が高くなる前の作品なんで、マニアックな外人さんしか知らないと思います)。かつての贅沢な時代の日本のアニメの曲として。
この作品は、小説・萬画・アニメの今でいうメディアミックスでして、小説は20巻の他にも続編がいろいろあり、多すぎて読もうとなかなか思えないのですが、萬画版の続きが“幻魔大戦 Rebirth”という題名でWebの“クラブサンデー”で連載されていて、読み逃しているものもあり、飛び飛びなのですが読んでいます。
単行本でも出ています。
石ノ森作品でないクラブサンデーに載っていた“サイボーグ009”は、読んでみて個人的に拒絶反応を示してしまいましたが、こちらは萬画版“幻魔大戦”の続き感があり、おもしろいので、Web上で読み逃したものを含め、ちょっとまとめて(現在は3巻まで)買って読んでみようかなと思ったりしています。
懐かしいけど、今も続いているメディアミックスの話でした。
ではでは。
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