藤子・F・不二雄のこわいマンガ ~ウルトラ・スーパー・デラックスマン~

私が小さい頃は、まさに藤子不二雄ブーム。

“オバQ”“ドラえもん”“パーマン”etc、てんとう虫コミックス をほんと揃えていました。

そして、私の中ではブームもとっくに去った二十歳頃、中央公論社から出ている『カンビュセスの籤』を見つけて購入しました。
画像

これが、またこわい!


画的なこわさではなく、精神的にこわいのです。

いや、逆にあの画だからよけいにこわいのかもしれないですね。


後の2巻・3巻も続けて買ってしまいました。


今になって、改めて見るといろいろと感じるところがありますね。


今回は、その『カンビュセスの籤』の中にある『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』を見て、今思った事を書いてみたいと思います。

SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集)
小学館
2012-07-25
藤子・F・不二雄


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※今購入できるものでは、これに載っているようですね

藤子不二雄 SF前短編 3巻『征地球論』の初出版一覧で確認すると『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』は昭和51年1月号の『SFマガジン』に載っていたとの事で、この時代によくこのニュアンスのマンガを書いておられるなと感心する。

当時のほうが不条理なストーリーのマンガは多かったのかもしれませんが、この話に限らず、“藤子・F・不二雄”のマンガはなんか違う妙な狂気を持っています。


さて、このマンガのストーリーは、いきなりスーパーマンのような強大な力を手に入れれば、人の精神はバランスを崩し、悪と正義を混同し自分の解釈の正義が生まれ、人のモラルを離れて傍若無人に振る舞うというものです。

そして落ちは、強い肉体(細胞)を持ったが故の災厄に見舞われる。


『ワンパンマン』のサイタマも常人離れした力を持っているが、なかなか良い性格をしている。
サイタマは自分で強くなろうと努力してなったので、精神も鍛えられたのだろう。

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集英社
村田 雄介


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なんか、現実世界もそんな感じがする。

いきなり、大金を持ってしまったが故に、「う~ん?この人の性格って?」と思う人に今まで2回遭遇した事があります。

レベルアップをするならば、身の丈に合った方法で健全に行うのが良いのでしょう。

武の精神で、“己に勝つ”という発想は力を持った人への精神バランスを保つ方法として、先人が考えた事なのかもしれませんね。

ではでは。


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